イメージのいいシカ。 イメージの悪いオオカミ

エゾシカ

やつらは…
冬…鉄分補給に線路を舐めに来る。
冬…塩分補給に道路を舐めに来る。
…そして轢死する。


…いつぞやの記事のつづき…

イメージのいいシカ。
イメージの悪いオオカミ。

日本オオカミ協会会長丸山直樹氏は提案する

日本の山野にオオカミを放とう。

シカ被害は本当に深刻化して久しい。

  • イメージのいいシカ。
  • イメージの悪いオオカミ。

丸山氏曰く、童話は罪作り。

童話ではオオカミが全部悪くて、赤ずきんちゃんは襲うわ、三匹の子豚は喰おうとするわとにかくオオカミというのはおとぎ話の世界で悪役を振られている。
そういうイメージがオオカミを駆逐してしまったのではないだろうか…。

現実問題として今、日本アルプス山系ではシカが大問題になっている。
長野県はここ十数年でシカが倍々で数を増やしている。
今まで増えなかったシカが急にここのところ増えている。
シカは冬場、塩不足で死んでいく。
塩の問題があるのでシカは増加が押さえられていた。

ところが近年、急にシカがその冬を平気で過ごすようになった。
人間が道端に融雪剤として塩化カルシウムを撒く。

観光立県ゆえに…

長野県は観光立県で、スキー場への道に融雪剤として塩化カルシウムを撒く、観光道路にシカが集中して夜、塩化カルシウム…塩を舐めにくる。

食料は無限にあり、器用に雪をほじくり返して木の皮を食べる。それで夏場には高山植物を全部喰っていく。

シカはカバ、ナラの森に入って、皮を剥いで食べる。一山全部枯らす。シカが山を食い尽くすことは火炎放射器で山を焼くようなものだ。

そういう情景が日本のあちこちで頻発している。

シカは実は一番恐ろしい。シカは喰った後始末をしないので、他の動物に影響を与えてゆく。シカの煽りを喰っておかしくなるのがイノシシ、サル、クマ。

冬眠も含めて、じっと春を待って木の実を待つのだが、その木が枯れて食べ物がなくなるので、クマは山を下りざるを得なくなる。

長野県ばかりではない

知床でもシカは町を歩き回って、人を全く恐れない。
兵庫ではイノシシが住宅街を走り回り、サルが日光東照宮の門前町を飛び交っている。
時々これらの動物が新宿や中野まで下りてくる。

山菜採りの人が被害に遭うという、野生動物との遭遇の被害が多発している。

シカによる全ての問題は頂点捕食者を人間がみんな殺してしまったというところにあるのではないか?

頂点捕食者とはオオカミ。
丸山氏はこれらの事実に対して「真のエコロジー」を立ち上げるべきだと提案している。
オオカミはいたんだ。だから今もいないとおかしくなるのは当たり前じゃないか。
オオカミを復活させようというところから話を始める。

まず、なぜオオカミが絶滅したのか?この問題からは始められている。

(つづく)


参考/リンク

日本オオカミ協会会長丸山直樹氏

オオカミが日本を救う! 生態系での役割と復活の必要性 [ 丸山直樹 ]

塩化カルシウム-Wikipedia


【私的出来事】Private News Laboratory【情報研究所】

自然を思い通りになんかできっこないよねー、かりに、思い通りにできたとしたら、いつかしっぺ返し…それも特大の…が、きそうで怖いよね…私(watakusi)でした。